どんど焼き・小正月
真壁地域では小正月に、どんど焼きと呼ばれる行事が行われます。
集落ごとに藁や萱竹などを高く積み上げ中心に御神木と呼ばれる高い木や竹を立てます。
これは子供たちやその保護者たちによって作られ、1月14日の夕刻に燃やされます。
ほぼ同時刻に火をつける為あちらこちらに火柱が上がりとても綺麗です。
また、この時、古い御札や、しめ縄なども燃やされます。
火が点けられる時刻になると、沢山の人が餅を持って集まり、どんど焼きの火で焼き、これを食べると一年風邪をひかないと言われ皆さん長い竹に餅を下げ、頬を真っ赤にしながら焼きます。
小正月の行事として、ならし餅を作ります。
木に付けた餅を稲穂に見立て豊作を祈願します。家々により持ちの数も異なり、小さく沢山付けたり、紅白に作る家もあります。ならす木も色々で榊や樫、牛殺しの木なども使われるようです。この近くではまだまだ多くの家で行われており、農業が生活と結びついていた家が多かったのがわかります。
節分
2月3日の節分で「豆まき」をしました。
この地域では「福は~内!鬼は~外!福でもってぶっとばせ~!」と掛け声をかけ、氏神様や小屋、家の玄関に炒った大豆をまきます。
建物の入口には、イワシの頭と柊をさして鬼をはらいます。
初午
2月の最初の午の日は「初午」の日になります。
わらつとに「赤飯」と「すみつかれ」を入れてお稲荷様や氏神様などに上げ、御参りします。
「すみつかれ」というのは、この地域(茨城県西の一部)特有の昔からの食べ物です。正月の残りの塩鮭、節分の炒り大豆、大根、人参と酒粕を煮込む保存食です。
真壁ひな祭り
筑波山が雪で白く見えるこの季節、麓の真壁町では「ひな祭り」が賑やかに催されてます。
町中の家々では、家族の思いの詰まった、お雛様が玄関に飾られ、訪れる方に披露しています。
家ごとに、古代雛、新雛、手作りの飾り雛と、個性があり、飽きることなく楽しむことができます。町の方々の心のこもったもてなしもうれしいものがあります。
駐車場もたくさんあり車でくるのが便利です。
真壁祇園祭
毎年7月23日から26日は真壁祇園祭が行われます。
この時期はお囃子の音が風に乗り近郷の集落にも聞こえ、子供のころわくわくした事を思い出します。
夜は若者により4台の山車が街を勢いよく引き回され、見ている側も逃げまどいハラハラドキドキです。
また、祭りを取り仕切る世話役の方々も浴衣に紋付羽織、カンカン帽のいでたちで、山車を先導します。衣装も階級ごとにあり、伝統と格式を重んじる城下町らしいお祭りです。
興味のある方は見に来てはいかがでしょうか。
大麦当たれ
旧暦の8月15日十五夜の夜に子供たちが家々を回り、大きな声で「大麦当たれ、小麦も当たれ、三角ばって、そば当たれ!」と言って歩きます。その時新藁で作った打ち棒で地面を強くたたきます。
虫追いの行事か、豊作祈願と思われますが、定かではなく古くから行われています。また、回った家々ではお駄賃をあげるので、子供達には楽しい行事です。
まかべ夜祭り
道端に飾られた手作りの灯篭が幻想的で、その中で地域の人達による踊りや、夜店ではしゃぐ子供たちがおり、とても素敵なお祭りです。